今日は、皆さん。執筆者柾木梨伽です。本日は、布団にカビが生えてしまった。自分で取るか?クリーニング業者に出すか?それぞれの対処方法をご紹介致します。今日も行ってみましょう。 →→→

布団のカビは何故生えるのか?

 まず、布団に(特に敷布団)には、何故カビが生えるのでしょうか?これを理解しましょう。カビが生える為には、下記の4つの条件が揃わなければいけません。

カビが生える条件

☆水分・湿度(60%以上)

☆気温(20~30°)

☆栄養(埃や人間のフケや垢、皮脂など)

☆酸素

 この条件4つです。湿度60%って、相当凄いですけど。こんなの布団に関係ありますか?疑問です。ありますとも。人間は、寝ている間に、コップ1~2杯分の汗をかくそうです。そのうち30%が掛布団、70%が敷布団に吸収されるそうです。それなら、湿度60%になるのも納得ですね。 図解です。 ↓↓↓

 いやいやいや、納得している場合ではありません。納得して終わっていてはいけません。苦笑www 布団に発生するのは、白カビや青カビと言われる種類で、比較的湿度が低くても発生し、拡散して広がりやすいという性質があるそうです。なので、布団にカビが発生したまま放置すると…押し入れの中に一緒に入れてあった、他の物にまで、カビが伝染してしまうのです!!! 一刻も早く退治しなければならないのです!!!

布団のカビを放置すると、どうなるのか?

 では、布団のカビを放置するとどうなるのか?与える影響を見てみましょう。

布団のカビ放置が与える影響

☆アレルギー疾患にかかる

☆呼吸器疾患にかかる

☆皮膚疾患にかかる

☆カビ臭い匂いがする

☆ダニが増える

 上記の通り、健康被害が最も恐ろしいです。特に枕にカビが生えていた場合、カビの胞子を、一晩中吸い込み続けるので、下記の通りの疾患にかかる可能性があります。

カビ胞子を吸い込むとかかる疾患

☆肺アスペルギルス症

☆クリプトコッカス症

☆気管支喘息

☆夏型過敏性肺炎

☆アレルギー性鼻炎

☆足白癬(水虫)

 ↑↑↑ 足の水虫が、なかなか治らない方、多いですよね?枕にカビが生えていませんか?一度点検してみましょう。

自分でやる

 では、次は具体的にカビを取る方法です。まずは、自分で自宅で取る方法です。方法は、2つあります。

①重曹で取る方法

  まず、重曹を使う方法です。

用意する物

☆重曹 大さじ2杯

☆水 300ml

☆消毒用エタノール

☆スプレーボトル 2本

☆いらなくなった古い歯ブラシ

☆布やティッシュ、キッチンペーパー

☆スポンジやタオル

①スプレーボトルに、重曹と水を入れて重曹水を作る

②重曹水をカビが生えた部分にかけて、いらなくなった歯ブラシで、こすり取る。

③葉ブラシでこすった部分を、布やティッシュなどで拭き取る。

④②と③を繰り返して、カビが取れたら、スプレーボトルに入れた消毒用エタノールを吹きかける。

⑤少し時間を置いたら、水分をスポンジやタオルで拭き取る。

⑥布団を天日干しや布団乾燥機で、しっかり乾燥させる。

②カビ取りスプレーを使う方法

 次は、カビ取りスプレーを使う方法です。

用意する物

☆市販のカビ取りスプレー

①カビ取りスプレーで色落ちしないか、布団の目立たない部分で試す。

②色落ちしなければ、使って良い。色落ちした場合は、使うのをやめる。カビの生えている部分に、カビ取りスプレーを吹きかけて30分待つ。

③30分後、カビが取れていない場合は、再度カビ取りスプレーを吹きかけて30分待つ。

④カビが取れたら、水拭きはせずに、しっかりと乾燥させる。

※重曹と消毒用エタノールを試して、取れなかった場合に行いましょう。

③シーツ・布団カバーのカビ取り方法

 シーツや布団カバーのカビ取り方法です。

用意する物

☆酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)

☆お湯(40~60°)

☆桶・洗面器・バケツなど、水を張って置いておけれる物。(栓をした洗面台シンクも可)

☆使わなくなった古い歯ブラシ

☆マスク

☆ゴム手袋

①お湯と酸素系漂白剤を桶に入れる。かき混ぜて溶かす。

②シーツやカバーを入れてしばらく漬け置きする。

③落ちていない汚れを歯ブラシでこすって取り除く。

④通常通り洗濯してから、天日干しする。

プロに依頼する

 「自分でやるのは怖い…」「難しそう」「大変そう、手間がかかる」そんな方は、プロの業者に頼みましょう。頼もしい業者さんを2社ご紹介致しましょう。

①Haetzclean (ハーツクリーン)

 ハーツクリーンは、日本国内でも珍しい、カビ取り専門業者さんです。こちらは、ガス滅菌という方法でカビの菌を滅菌してくれます。エチレンオキサイドガス、という、医療機器の減菌にも使われる非常に強力なガスを使って殺菌してくれます。但し、行うのは菌を死滅させるだけで、布団の表面に付いたカビの汚れまでは落とせません。なので、このガス滅菌を行った後、通常のクリーニングを行わなくてはいけません。ハーツクリーン社が自社経営しているクリーニング会社があり、ガス滅菌とセットコースでサービスを行っておりますが、残念ながら、布団などの寝具は取り扱いが無い様です。他のクリーニング会社に、普通にクリーニングに出して下さいね。

 ガス滅菌は、家具・衣類や小物類をガス滅菌庫に入れて処理します。出す物の大きさや重さにより、値段が決まっております。

ガス滅菌料金表

☆120サイズ(15kg以内)  13,000円

☆140サイズ(20kg以内)  16,000円

☆160サイズ(25kg以内)  19,000円

☆180サイズ(30kg以内)  27,000円

Haezclean(ハーツクリーン)公式HP ↓↓↓

【特許取得】カビ取り業者ならハーツクリーン|官公庁・上場企業・戸建て対応

②しももとクリーニング

 ハーツクリーンでガス滅菌を行った後は、是非、しももとクリーニングの布団クリーニングへ!!!布団のクリーニング専門業者さんで、任せて安心です。当ブログサイト、おすすめ業者さんです。しももとクリーニングさんが、布団に生えたカビ取りに関してどの様な見解を述べていらっしゃるか?ご紹介致しましょう。

古いシミや汚れは、キレイに落ちない場合があります。

カビの汚れも同様です。黒く点々と付いてしまったカビを落とす為には、強力な薬剤を使用しなくてはいけません。そんな薬剤を使うと、お客様の大事な布団がボロボロになってしまいます。ですので、使わない様にしています。だから、外見の黒い点々は消えないで残っている場合があります。

見た目上は、黒い点々は残っていても、カビが持つ胞子は洗い流されて無くなっていますので、ご安心下さい。

 この様に、正直におっしゃっています。自分の会社のサービスは万能ではない、とおっしゃっています。これが、かえって良心的で、信用出来ますよね。私はそう思います。皆様は、どう思われますか?極端な内容のサービスを売り物にしている業者より、正直な業者の方が安心できませんか?皆さん、是非、しももとクリーニングさんで、カビ取りクリーニングしてみて下さいね。

しももとクリーニングさんの、詳しい情報とご注文は、こちらから ↓↓↓

布団の丸洗い専門店【しももとクリーニング】

カビが生えない様にするには?

 さて、ここで問題です。一番根本的解決になる方法は、何でしょうか?答えは簡単です。始めから、気を付けてカビを生えさせない様にする事です。それがベストです。では、ここで、布団のカビを防ぐ具体的な方法を、ご紹介して、本日の記事は終わりに致しましょう。

布団のカビを防止する方法

☆万年床(布団をずっと引きっぱなし)を止める。

☆部屋の換気をこまめにする。

☆畳と敷き布団の間に、すのこを引く。

☆布団をこまめに干す。

☆布団カバーやシーツを定期的に洗う。

☆押し入れに物を詰め込み過ぎない。隙間を開ける。

☆押し入れの中の除湿をする。

 以上です。本日も記事を読んで頂き、誠に有難う御座いました。